4年ぶりくらいに旭川・教育大の図書館に行って、借りてきた。

 久松潜一監修、築島裕・林勉・池田利夫・久保田淳編集
 「契沖全集 第三巻 萬葉代匠記 三」(岩波書店)
 澤潟久孝「萬葉集注解 巻第五」(中央公論社)
 土屋文明「萬葉集私注 巻第五 巻第六」(筑摩書房)
 道坂昭廣「『王勃集』と王勃文学研究」(研文出版)

 図書館は、かなり改装していて、学習スペースなどが増え、スマホ時代対応という感じだった。数年前、卒業以来、約30年ぶりに行った小樽商大は、就活のスペースが多かったが。岩波「世界」を見ようと思ったが、雑誌は前の場所には無かった。

 契沖は、「万葉代匠記」(1686年頃)で、王羲之「蘭亭記」の他、張衡「帰田賦」にも言及している。契沖の博覧強記に驚く。浅田彰、廣松渉、南方熊楠を超えるのではないか。
 但し、契沖は「帥」を「師」の誤りと考えたようだが、太宰府の役職名で帥はあったと思う。

王羲之「蘭亭序」
永和九年、歳在癸丑、暮春乃初、會于會稽山陰乃蘭亭、脩禊事也。
永和九年、歳は癸丑に在り、暮春の初め、会稽山陰の蘭亭に会す、禊事を修する也。

張平子「志 歸田賦」『文選(賦篇)』
於是仲春令月、時和氣罅
是に於て仲春令月、時和し氣罎掘

「契沖全集 第三巻 萬葉代匠記 三」(岩波書店)
萬葉集 巻五
 梅花歌三十二首幷序
天平二年正月十三日、萃于帥老之宅。申宴會也。于時初春令月、氣淑風和。梅披鏡前之粉、蘭薫珮後之香。加以、曙嶺移雲、松掛羅勿傾蓋、夕岫結霧、鳥對縠而迷林。庭舞新蝶、空歸故鴈。於是蓋天坐地、促膝飛觴。忘言一室之裏、開衿煙霞之外。淡然自放、快然自足。若非輸苑、何以攄情。請紀落梅之篇。古今夫何異矣。宜賦園梅、聊成短詠。

天平十(ナシ(谷本))二年――會也 帥作師誤。これは義(羲(谷本))之か蘭亭記の開端に、永和九年歳在癸丑、暮春之初會于會稽山陰之蘭亭。脩禊事也。この筆法にならへりとみゆ。萃孟子曰。出於其類拔于其萃。注曰萃聚也。于時初春令月氣淑風和、張衡歸田賦曰。仲春令月時和氣清。